今週のゼミで発表したことなどを紹介します。

2020年度の研究室メンバーより、リクエストがあり、このコーナーを作りました。日々の取り組みを記録していく意味もあります。

最近は河合が記録を書いていますが,いつかみんなにバトンタッチしたいところ.

卒業式(2022年3月21日)

 

卒業おめでとうございます!

ギリギリまで卒業できるかドキドキした人もいましたが、、、なんとか無事に予定通り卒業式を迎えることができて本当に良かったです。

 

これから社会人ですが、それぞれの未来に幸あれ!

みんな本当にお疲れ様でした。

自然生態系卒業研究発表会(2022年2月8日)

 

卒業研究発表会を行いました。この発表会は自然生態系の3研究室に所属する学生の自主的な発表会として運営されています。

 

河合研の発表は10時から、ZOOMと対面の併用で行いました。コロナ禍の影響はあったけれど、やっぱり対面で色々活動できるようになって、それぞれ色々な発見がありました。

 

お疲れ様でした。

 


トガリネズミ缶バッチ

 

河合研の田中元晴くんがポスターのために色鉛筆で描いてくれたトガリネズミの絵がとてもかわいいので、北海道大学総合博物館のミュージアムショップで缶バッチとして販売されることとなりました。

 

売れ行きも良いようです。トガリネズミグッズが販売されている博物館はそうそうないでしょう。ぜひお買い求めください。トガリネズミ展が終わってからも販売は継続しています。

 

田中くんにはコウモリの絵もリクエスト中なんですけどね、まずは卒研が優先ですね。


トガリネズミ展(2021年11月30日から12月9日まで)

 

北海道大学総合博物館の企画展示として、トガリネズミ展が開催されました。北海道大学低温科学研究所の大舘博士が企画した生体展示+標本展示+研究成果の発表、という盛りだくさんの内容での展示で今年で5回目です。生きているトガリネズミを見るチャンスはほとんどないので、毎年楽しみにしてくれる方もいると聞いています。

 

ヒメトガリネズミ、トウキョウトガリネズミ、ジャコウネズミ、エゾヤチネズミ、アカネズミが生体展示され、元気に動き回る様子が観察されました。また、ネズミとトガリネズミの違いなどが生きた生き物を見ることで学べる貴重な展示となりました。毎日お世話をしてくれたボランティアの北大生さんたちに感謝です。

 

今回はこの展示に、東海大学生物学部生物学科4年生の河合研メンバーがやっているトガリネズミの音声についての取り組みのポスター発表を行いました。

 

 


西表島調査

 

河合の研究(京都大学のジェイソンプレブルさんとの共同研究)のため、西表島に調査に行ってきました。この際、研究室のメンバーに手伝ってもらいました。

 

初めての西表、どうだったかな?

 

今回は昼間は洞窟の調査、夜は捕獲調査と忙しかったです。音声も録音してきました。これから解析します。


倶知安百年のもり調査

 

10月17日、倶知安は初雪を迎えました。羊蹄山、ニセコ、倶知安町平地全て同時に雪が降ったのは初めてだとか?とにかく寒くて、そして綺麗でした。

 

この日、巣箱の利用者が現れました。

爆睡中でした。

 

前の日に急遽タイヤ交換していました。本当に良かった。


春香山ネズミ調査 秋 (10月9日ー10月11日)

 

春香山のネズミ調査・秋が今年も行われました。感染対策をしながら、銀嶺荘に宿泊しながらの調査でした。3年生1名が参加し、先輩もお手伝いに来てくれました。

 

今年の朝食はベーコンエッグを乗せたパン。

例年になく、リッチな朝食となりました。

 

山小屋で楽しく過ごし、そして美味しいコーヒーを飲みながら、調査もできる。とても良い環境があり恵まれていました。山小屋に行くと、卒業していった先輩や、山であった出来事を鮮明に思い出し、そして懐かしんでいます。いつまでも残ってほしいと思っていた銀嶺荘。来年からどうなるのかな、、、


トガリネズミの子供が生まれました

 

8月に捕獲し、円山動物園で飼育していた15個体のヒメトガリネズミのうち2個体が、9月8日に6個体、9月10日に7個体をそれぞれ出産しました。捕獲した時にはすでに妊娠していたことになります。ヒメトガリネズミの人工飼育下での出産の確認は世界初となるようです。一個体あたり0.3グラムで生まれました。いくつかの新聞で取り上げてもらいました。

みんなで頑張って穴を掘った甲斐がありました。

 

今後は、この子供たちの雌雄判別を行って、いろいろな研究室と連携して成長や性成熟、繁殖生態等を明らかにする研究が行われる予定です。

 

 


トガリネズミの飼育実験・中間発表会

 

今年定山渓や根室で捕獲したトガリネズミは現在,円山動物園で飼育されています.北海道大学低温科学研究所大舘智志先生と河合研は,これら飼育下のトガリネズミの行動と音声の関係を調べています.円山動物園ホームページやのTwitterでも取り組みが紹介されていますので,ぜひご覧ください.

 

9月に入って順次,ゼミではこれまでの取り組みを,データにまとめて発表しています.

あっという間に卒業が迫ってきました.

時が経つのは早すぎです.

 

 


ついに!

 

春香山,倶知安,円山動物園,光風園に設置したコウモリ用巣箱.

2週間に一回程度の定期的な見回りを行っています.

ついに!利用者が現れました.

 

卒研としてまとめられそうでよかった.結果に乞うご期待!


8月17日ー8月21日 根室でトガリネズミ調査終わる

 

調査地は,北海道では非常に珍しい自然海岸線が残る地域.

刻々と変わる景色は,調査の疲れも吹き飛ぶ美しさ.

 

タンチョウも,オジロワシも,ウミネコも,,,

そしてトガリネズミの皆さんも!

行き帰りの路上では,飛翔するコウモリも目撃.

そして時速45キロで走るエゾユキウサギも.

 

いつまでもそこにあって欲しいと思います.

 


8月17日ー8月21日 根室でトガリネズミ調査でちょっと観光

 

せっかく根室に来たんだから,ということで,納沙布岬に行きました.

ラッコも,オジロワシもいて,道東はすごいですね.

 

みんな夜通しの調査後ですので,,ややお疲れですが,満喫しました.

雨が降った後,天気が回復し,トガリネズミの活動が活発化しているのか,多くの個体を生捕することができました.


8月17日ー8月21日 根室でトガリネズミ調査

 

今年から,北海道大学低温科学研究所大舘智志先生,札幌市円山動物園,東海大学生物学部生物学科の共同研究として,トガリネズミについて取り組んでいます.雨が降る中,トガリネズミ用巣箱を穴を掘りながら100個以上設置しました.この雨が吉と出るとはこの時は知らず...大変な思いをしました.

 

生きたままトガリネズミを捕獲する必要があるので,夜は19時から翌朝3時まで,2時間おきに見回りを行ないます.トガリネズミプロの大舘先生が,「空が白み出す明け方の見回りを終えると,達成感があるもんだ」おっしゃっていましたが,本当にその通りでした.白みがかった東の水平線に見えるオリオン座もなかなかおつでした.


8月12日−13日 倶知安で一斉調査

 

2回目のワクチン接種(職域接種)を終え,副反応も乗り切って,北海道大学の人獣共通感染症国際共同研究所チームと一緒に,コウモリ調査に行ってきました.夜はカウントとハープトラップ等による捕獲調査,翌日昼間は小屋にはいって捕獲調査を行いました.この夏生まれたコウモリが飛べるようになっており,飛び出した数は小屋周辺で2000個体近くだったようです(多すぎてカウントするのが難しい,).夜の調査ではハープトラップが大活躍でした.飛膜採集も行いました.これらを用いて,滝川や本州の個体と合わせて遺伝的な解析をこなう予定です.

 

夜,テントの中から半身飛び出しながら,しし座流星群を眺めました.きれいでした.

 


8月1日滝川ヒナコウモリ調査

 

8月1日は,滝川高校,滝川環境フォーラム,オサラッペコウモリ研究所の出羽先生,そしておうちの持ち主の方のご協力を得て,滝川でヒナコウモリの捕獲調査を行いました.1週間前にあれだけいたコウモリが,,,当日はどこかへ行ってしまっていたのはびっくりでした.どこへ行ってしまったんだろうか..


新しいコウモリ用巣箱(小型)完成!そして設置へ

 

デザインの中尾先生のお手伝いもあり,新しいコウモリ巣箱が完成しました!

素敵なおうちになったような気がするのですが,果たしてコウモリが気に入ってくれるかどうか,,どんなコウモリが入るか,大型を利用する種違いがあるかなど,みていく予定です.

 

7月17日には倶知安100年の森のコウモリ小屋を見てきました.出産が始まっており,小屋近くのブルーシート裏側には子供も見えました.おそらく子供を含めて1000個体以上が集まっているようです.夜はゲンジボタルがたくさん飛んでいました.西表で見たホタルの乱舞に近いほどのホタルの数で,,,綺麗でした.

コウモリの捕獲調査もして,ヒナコウモリ以外の種が森の中を飛んでいることを確認しました.

 


7月10日,春香山コウモリ巣箱チェックへ

 

コウモリ巣箱が使われているかチェックに行きました.

残念ながらコウモリはいませんでしたが,エゾライチョウを目撃しました.

また,近くの橋の下でコウモリの集団を発見しました.

早く巣箱を利用してくれるといいのですが,,


7月6日,浜厚真へ

 

市民科学による生物相一斉調査(BioBlitz)が計画されている浜厚真にて,コウモリ調査隊として参加可能かどうか,下見に行ってきました.かなり広く現場を回りましたが,驚くほどコウモリの反応がなく,,,逆にエゾシカの多さに驚かされました.オオジシギが電柱の上で飛ばずに囀っていたのが印象的です.浜厚真は一筋縄ではいかない調査地とみた!ちょっと驚きの1日でした.


6月27日,春香山にもコウモリ巣箱を設置しました

 

春香山に,4箇所調査地を設けて,コウモリ用巣箱を設置しました.

まずは倶知安100年の森からお借りした巣箱を設置しました.

どんなコウモリが,いつ使ってくれるのか,,,楽しみです.

 

デザイン学科の中尾先生にお手伝いいただき,現在もう少し小型の巣箱を作る準備をしています.家具職人の先生に,巣箱作りをお手伝いいただけるなんて,,贅沢です.


倶知安での調査継続中!

 

6月21日に,倶知安100年の森と風土館の共同開催のコウモリ観察会にお邪魔して,100年の森に集まっているコウモリの数のカウントのお手伝いをしました.ちびっこも参加して,楽しい会でした.この日,100年の森のコウモリ小屋からは286個体のヒナコウモリが飛び立ちました.出産を控えた雌が集まりつつあるようです.

 

次の日は晴天,残雪のある羊蹄山が綺麗に見えました.


トガリネズミ生捕大作戦!

 

銀嶺荘が山の中にある地の利を生かし、トガリネズミの生捕調査を行いました。これは、円山動物園、北海道大学、東海大学の共同研究で行っている、トガリネズミの繁殖生態を明らかにするための研究の一環で行った調査です。北海道大学低温科学研究所の大舘智志先生と一緒に、山中にピットホールトラップを設置し(これがかなり大変!)、3晩連続して19時、21時、23時、1時、3時の5回、2時間おきに見回る調査を行いました。かなり大変な調査でした、見事生捕に成功!頑張った甲斐がありました。


春香山ネズミ調査!

 

恒例となった春香山ネズミ調査を6月12日から6月14日まで行いました。昨年度のこの調査を行った先輩が、2021年度はネズミの数が激減するはずという予想を立てて卒業しました。見事その予想は的中!詳しくはこれから解析します!


コウモリ用巣箱を設置しました。

 

今年は、色々なところにコウモリ用巣箱を設置し、どのようなコウモリがいつどこで利用するかをみる調査をすることにしました。まずは光風園に記念すべき第1号を設置しました。この巣箱は、倶知安町100年の森よりお借りしたものです。このほかに、自分たちオリジナル巣箱を作成する予定です。


八垂別の滝遊歩道でのコウモリ調査

 

ハープトラップを丸一日かけて修理して、万全の体制で中の沢の上流にある八垂別の滝でコウモリの捕獲調査を行いました。ばっちりトラップを治したおかげで、ヒメホオヒゲコウモリの捕獲に成功!そろそろ他の種類のコウモリが見たくなるという、贅沢な悩みが生まれてきました。


コウモリの捕獲調査デビュー

 

光風園で捕獲調査を行いました。2回目の6月5日にヒメホオヒゲコウモリの捕獲に成功!まずまずのスタートです。大学の森で練習を重ねたので、次は少し遠出しての捕獲調査にチャレンジします。


春香山登山

 

毎年恒例となった、GW春香山登山に行ってきました。この日は悪天候の間をついた、ハイキング日和。昼間なのにエゾフクロウを目撃することもできました。また、エゾサンショウウオやエゾアカガエルの卵塊をいくつも確認しました。銀嶺荘で休憩し、暖を取ってからゆっくり下山しました。雪がまだ残る場所もありましたが、夏鳥の一部を見ることもできました。


倶知安町のヒナコウモリ

 

4月19日、例年より10日ぐらい早く、倶知安町にヒナコウモリがやってきたとの連絡を受けました。4月24日に見にいくと、ヒナコウモリを隙間の中で確認しました。コウモリが来てしまったので、今年のコウモリ小屋の改良は予定より早く終わりにしました。


倶知安町100年の森公園のヒナコウモリ

 

4月11日倶知安町の100年の森公園にあるコウモリ小屋の改良と、掃除に行ってきました。この小屋はヒナコウモリの繁殖ねぐらとして利用されていた森内の小屋が壊れてきたため、作られましたが、なかなか思ったようにコウモリに利用してもらえません。このため、改良を加えることにしました。防護服、N95マスク、手袋、メガネの完全防備で掃除に挑みました。


光風園の哺乳類調査を開始!

 

今年からの新たな取り組みとして、光風園にもカメラトラップを設置し、どのような哺乳類が生息するのか調べています。裏山とどのような繋がりがあるのかも明らかになるかもしれません。4月10日にカメラを設置しました。


活動開始!

 

今年の河合研メンバーは7名です。それぞれテーマを持っていますが、協力しながら取り組んでいます。まず手始めに4月6日、大学裏山にカメラトラップを設置しました。今年で3年目の取り組みです。この日は風も冷たく、雪もチラつきました。